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「じゃあそんな訳なんで、
きっちり“仕事”、務めさせていただきますわ」
「すんません、もうこうなっちゃうと
誰がなんて言おうと先輩止まらないんすよね」
『人も歩けば祠に当たる』
日本中をのらりくらりと動き回り、
祠のもとにぬるり、ふらり、と現れる輩がいた。
彼の名前は中村康史。
また、彼女の名前を祭世まつり。
彼らの目的はただ一つ。
『不要な祠を破壊する』事――
〈この作り話には以下の内容が含まれます〉
・合意、もしくは不合意の元で行われる器物損壊
・怪異
・現実の世界ではまずあり得ないような術の行使
・テンポの良い会話
・祠にまつられていたなにか
「この話はいわゆる“全て架空”。
そっちの世界に実在してる人や団体、
事件とは全く関係がないから注意してな」
「そもそも公共の物とかを壊すことって、
罪に問われる可能性あるので、
これを読んでる人はそういう事すんのやめた方がいいすよ」
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